フィリピン移住手続き編

2013.08.09-- 最終更新日:2020/02/03

移住なので日本の生活環境は必要ありません。経費削減(笑)も含め、一切合切を清算します。もちろんフィリピンで生活するといっても銀行口座や運転免許証などは必要ですから現地で使えるように手配しておきます。

 

日本の生活の清算

とにかくここが一番大変(汗)国内の引っ越しでも大変だけど、移転先が海外ですから、やはり勝手が違います。特に家財道具の処分には苦労しました。

1.賃貸マンションの解約

約1か月後の仮想出発日(笑)に合わせて解約の申し出を不動産屋に入れました。
ただ現実的には退去時の立ち合いや明け渡し、敷金の払い戻し、現状回復交渉など退去後もいろいろやることがあります。

私の場合、退去後は国内にいないという前提でしたので、手続きができない(泣)
ということで両親に丸投げ。。。(ごめんなさい)

あたりまですが、電気・水道・ガス・インターネットなどの解約も同時に進めます。

2.家財道具の処分

家財道具をフィリピンに運ぶとなると海外引っ越しサービスとかを頼まなければなりませんが、かなりお金がかかってしまいます。そんなお金は用意できないし、そもそも現地の家する決まっていない。

ということで大型家電、家具類、その他もろもろの家財道具は一切処分(泣)
売れるものは売り、売れないものはひたすら廃棄。大抵のものは市のゴミ収集に出せましたが、出せない大型の家具類は有料回収に依頼。

残りは近所に住む両親のマンションとフィリピンに送付。

そしていらないものの処分。
台車に廃品を積んで、マンションの5階からゴミ収集所まで何往復もした日々が出発直前まで続きます。。。これが一番疲れた(汗)

3.必需品のフィリピン送付

最低限必要、大事なものだけピックアップしてフィリピンに送る手配をかけます。
フィリピンへ荷物を送るなら、Door to Doorというサービスが一番。
写真のような専用の大箱で重量制限なし。マニラやセブなら1万円前後で送れます。
難点は船便なので、到着まで1か月ぐらいかかること。

私の場合は大箱3箱を送付しましたが、これで約35,000円ぐらいです。安いでしょ。

ちなみにフィリピンに早く荷物を送るには郵便局のEMS(国際スピード郵便)が便利です。
航空便なのでマニラ、セブなら1週間程度で到着するので早いです。
ただ重量制限30kgまででDoor to Doorから比べたら割高ですが、ちょっとした荷物の送付ならこっちを利用しましょう!フィリピンから日本へ送ることもできます。

4.海外転出届

数か月で日本に帰ってくる前提なら転出届などは必要ありません。

そのままにしておくと市県民税や健康保険などはふつうに毎月課税されてしまいますので、私の場合は転出にしました。この時点で健康保険証は返納します。

ただ健康保険に加入しておけば、海外での病気やけがなどの治療もカバーできる場合もありますので、海外での滞在期間や日本への帰国予定、持病などの状況に応じて検討したほうがいいでしょう。

転出届は日本の市外への引っ越しと同じです。
合わせて娘の小学校の転校届も出しました。転出先、転校先も決まっていない状況でしたが、海外転出ということで問題なく届出できましたね。

5.国際免許の取得

フィリピンでは日本の国際免許を持っていれば自動車を運転することができます。
フィリピンの交通事情は酷いので、実際に運転することはないとおもいますが、念のため。
いざというときの身分証明書替わりにもなるので、取得しておいて損はありません。

国際免許は管轄の運転免許センターで即日公布されます。

6.海外送金手段の確保

フィリピンの会社に就職して、フィリピンペソで生計を立てる予定ではありませんので、まずは日本円の運用と送金手段を確保しておかなければなりません。

日本円はこれまで運用している日本の銀行の普通口座で十分です。
ただ、フィリピンから遠隔操作したいので、インターネットバンキングを利用できるようにしておきましょう。

ちなみに住民票を抜いてしまった場合は、新規に口座を作れませんので注意が必要です。

あとは日本の口座からフィリピンに送金する手段を確保します。これについてはまた改めて記事にしたいと思います。

まとめ

移住すると決めてから約3週間でフィリピンに渡ってきた訳ですが、実際には世間で言われているような「移住」はできていません(笑)

日本を出発するまでのできたことは、本当に日本の生活環境の清算ぐらいで、現地のことは当面滞在するホテルを予約しただけ。

妻と娘は事前に出発させて、当面、私の方の環境が整うまで、妻の実家で生活するという体制にしましたので、現地の生活は、着いてからおいおいやればいいやぐらいのつもりで出発したんです。

ただそれは、ある程度フィリピンという国がわかっていて、なおかつ言葉(最低でも英語)ができる、そして私の場合は妻がフィリピン人で親戚のサポートがあるという前提でできたことなので、「海外移住」というテーマで考えたらあまり参考にならないと思うので、また後日「一から始める海外移住」とかいうテーマできちんと参考になる記事を書きたいと思います(笑)

その前にフィリピン生活環境構築編をやはり実体験ベースで投稿していきます!