フィリピンビジネスウォッチング②~移住関連

2016.01.20

フィリピンビジネスウォッチング2回はロンステイ関連のビジネス。移住・ロンステイの1番人気はマレーシアですが、フィリピンはアジアではタイに次いで3位につけています。

 

フィリピンの移住・ロングステイ・介護関連ビジネス

日本社会の閉塞感、教育問題、少子高齢化社会、ブラック企業といった社会問題を背景とした移住・ロングステイビジネスは発展が大いに期待できる分野です。

フィリピンは親日家が多く、フィリピーノホスピタリティという言葉があるほど、未知の人、海外の人にも非常に親切です。

看護、介護分野の教育も進んでいることから、老後不安や介護問題など、今後日本でますます顕在化されてくる社会問題にも十分対応できる可能性を秘めています。

ロングステイビジネス

海外で暮らすロングステイブームもピークを過ぎましたが、まだまだ健在。リタイヤメントビザ取得や住宅斡旋、生活サポートなど、希望者に向けたサービスは今後も有望です。

ロングステイビジネスの主なサービス

コンサルティング(情報提供、現地視察ツアーの開催など)
滞在ビザの手続き代行(リタイアメントビザSSRV、滞在ビザの延長など)
現地滞在先の斡旋(賃貸物件の紹介、仲介、販売など)
生活サポート(オリエンテーション、メイド・介護士斡旋、医療アシストなど)
リタイアメントハウスの経営(日本人向けアパート、住宅の提供など)

現状では、これらのサービスを包括して提供したり、一部のサービスに特化したり、業者によってその形態は様々で、旅行代理店、宿泊施設、不動産エージェントなどの業種・業態がロングステイビジネスに参入しています。

老人ホーム、介護施設

ロングステイブームとともに一時期かなりの盛り上がりを見せていたフィリピンの老人ホームや介護施設。

物価の安さ、豊富な看護師、介護士を誇るフィリピンの潜在力と慢性的な介護人口不足を抱える日本の社会問題がマッチし、フィリピンでの介護需要が高まることが十分期待されていましたが、やはり老後を海外で暮らす不安や病気になった時の医療費問題などが障害となり、現状においては市場的な盛り上がりは見られません。

2006年に発行されたEPA(日比経済連携協定)によるフィリピン人・インドネシア人の介護士の日本受け入れ事業も、期待された効果は見込めておらず、今後ますます日本の介護問題は深刻になっていくと予想されています。

このような情勢下において、日本の介護問題に対処しうるフィリピンのポンテンシャルは依然として高いことはいうまでもありません。

医療不安、負担をどれだけ軽減できるかがカギ

ロンステイ、老人ホーム、介護施設等、特に高齢者向けのサービスと考える場合、やはり病気になった時の医療問題が十分に考慮されていないとなりません。

日本とフィリピンの医療制度や医療水準の違いによる不安や負担をどれだけ吸収できるサービスを構築できるかがカギとなりそうです。

さらなる情勢の悪化や新しい切り口、手法の開発等により、フィリピンの介護市場が大いに盛り上がる可能性は十分にあると言えます。