フィリピンビジネスウォッチング①~英語関連ビジネス

2015.11.27

今回からシリーズで配信していくフィリピンビジネスウォッチング。まずはフィリピン留学で破竹の勢いを持つ英語関連ビジネスから。もちろんフィリピンの英語力を背景に発展しているビジネスは英語教育だけじゃありません。

 

英語教育関連ビジネス

フィリピンの高い英語力を背景とした英語ビジネスは日本に限らず、世界中から熱い視線が送られてきています。英語教育はもちろんのこと、世界No.1シェアを誇るコールセンターなど英語関連のビジネスはもっとも有望な分野です。

フィリピン留学

今、日本で最も注目されているのがフィリピン留学です。昨年あたりから新規参入が相次いでいます。

日本人留学生の数も年々急増中という状態で、2012年度の実績は推定約2万人ということです。

ただ、依然として韓国からの留学生が圧倒的に多く、韓国人留学生は年間10とも12万人ともいわれる数がフィリピンにやってくるそうです。

韓国からの留学生がこれだけ多いということは、日本もグローバル化の波を受けてまだまだ日本からの留学生は増加していくという有望な市場と見ていいでしょう。

日系企業の開設が圧倒的に多いのが、リゾートとしても人気の高いセブ島。

治安が安定している、セブ島としてのイメージが先行することもあり、留学生にも人気が高いということが一番の要因です。

開業には資本力、運営力も欠かせませんが、学校の設立にはフィリピンの許認可が必要なので、十分な調査、準備が必要です。

フィリピン留学エージェント

フィリピン留学に火がつくと同時に急激に増えたのがフィリピンの英語学校入学を仲介するエージェント。特に資格も必要なく、資本もかからないので参入は容易ですが、状況的にはレッドオーシャン化しているようです。

こちらも昨年あたりから急増しています。法人、個人入り乱れての参入が続出している状況です。

特に知識、経験もなく開設しているケースも見受けられますので、淘汰が始まるのも時間の問題のようでが、フィリピン留学自体の市場性は十分あるので、まだまだ参入の余地はありそうです。

オンライン英会話

もともとフィリピン留学に火をつけたのはオンライン英会話では?フィリピン人講師を採用した格安マンツーマンレッスンのオンライン英会話は2、3年前から急激に増えてきています。

オンライン英会話を含むeラーニング市場の2011年度の市場規模は前年対比34.3%の47億円(事業者売上高メース:出典語学ビジネス市場に関する調査結果2012)と大幅に拡大傾向を見せています。

現状では、フィリピン人講師を採用したオンライン英会話が圧倒的に多いのが事実ですが、日本の英会話スクールが参入したり、フィリピンではなく欧米ネイティブ、日本人バイリンガルを採用したスクールも出始めています。

また格安を目玉にしてきたオンライン英会話ですが、独自のメソッドやビジネス英語に特化、eラーニングと組み合わせるなど、専門化や差別化されたスクールも現れ始めています。

こちらもフィリピン留学同様、日本の英語学習熱の高まりを受けた市場性は十分と言えそうです。

コールセンター

Microsoft ,IBM, CitiBank, HSBC, DELL, AT&Tといった世界有数の企業をはじめとした多くの企業のコールセンターがフィリピンに配置されており、シェアはそれまでのトップ、インドを抜いて世界No.1に躍り出ています。

フィリピンのコールセンター事業を含むBPO事業規模は約1兆5千億円でフィリピンのGDPの3%を占めています。

日本からは海外市場向けのBPO事業の参入や世界の名だたる企業が設置している最新のコールセンター事業視察などのビジネス参入が見込めそうです。

日本企業も海外マーケット向けの参入が見込めます。最新のコールセンター事情視察なんていうのもいけそうですね。