セブで月5万円生活は可能なのか?住まいから娯楽まで生活レベルと生活費まとめ

2019.05.29-- 最終更新日:2020/02/03

以前にも「15万でフィリピンでできる生活」という記事でフィリピンの物価、生活費考察をしてみましたが、15万円ってちょっと高いですよね(笑)

私は今、セブ島のマンダウエシティに住んでいますが、実際のところそんなにかかっていません。

ということで、今回は私の実際の生活費と照らし合わせ、できるだけ経費を抑え、かつ快適な生活を追及する生活レベルについてご紹介していきたいと思います。

参考までに私のフィリピン経験値は約30年程度になります。

移住して実際に住んでいるのは8年程度ですが、マニラオフィス勤務経験や妻もフィリピン人ですので、自分自身でほぼ生活全般を切り盛りすることができますし、何か自分だけで解決できない問題はローカル家族、友人に助けを借ります。

ですので、フィリピン生活耐性も普通の日本人の方より高いと思いますが、この記事では、極力ローカル目線と日本人目線を同期させながら、より現実的、実際的な内容にしていきたいと思います。

果たしてセブで5万円で生活できる?

私がセブに移住したのは2014年の7月ですが、その頃からフィリピン留学が流行りだし、セブに留学、セブの生活が気に入りそのままセブに移住する日本人が増えだしました。

その頃からタイやマレーシアなど、親子移住、東南アジア就職などのキーワードがネットに出回り始め、実際に移住した方の移住体験、生活紹介などの情報も出回るようになってきました。

SNSなどでタイで5万円で生活!みたいな情報もありましたが、東南アジアで格安で生活するという提案も増えてきましたね。

では実際、セブで5万円で生活できるのか?

まずはこのあたりから考察していきたいと思います。

セブの現実的な生活費

セブ生活費は実際のところいくらぐらいかかるのか?

結論から言えばセブで5万円生活・・・もちろん実現可能です。

よく言われていますが、フィリピンの物価は一般的に日本の1/3。

この数字は間違ってはいないのですが、ではすべての生活コストを1/3に抑えられるか?というとこれは無理ですね。

フィリピンは、発展途上国、貧困層も多く、生活の質、レベルは日本とはかけ離れているというのが一般的な認識だと思いますが、ここ10年程度の経済発展の度合いはすさまじく、物価も上がっています。

富裕層、中流、下流、貧困層・・・といった格差もどんどん広がってきているので、なかなか現実的な生活コスト、実際の生活感をイメージしにくいというのが実際だと思いますが、簡単に言ってしまえば、5万円程度で生活できるレベルとは、この格差でいうと、下流以下の生活様式に限りなく近くなっていきますね。

15万でフィリピンでできる生活」の記事で紹介した生活レベルは、一人暮らしであれば、比較的高級な中心地のマンションのワンルームで、それなりに便利かつ快適に生活できるレベルですが、5万円となるとそうはいかず、イメージ的には1万~1万5千円程度のアパート(フィリピンではボーディングハウスというのが一般的です。)に住み、食事は自炊、もしくは1食200円程度のカレンドリア(ローカル向け屋台飯屋)が中心、移動はタクシーではなく、ジプニーやバイシクル、モーター(2輪)といった限りなく下流以下のローカルの生活様式になります。

お断りしておきますが、フィリピンの格差社会の問題は根深く、フィリピンでの生活を語る際には切っても切り離せない問題ですので、イメージしやすいように便宜的に格差で表現していますが、私自身、貧困層といった格差、彼らの生活に対する偏見はありません。

実際のところ、私の義家族の実家はミンダナオの中級都市にあります。

貧困層ではありませんが、決して裕福な家という訳でもなく、まあフィリピンの生活レベルでいれば中流、木造2階建ての家に住み、日本人の感覚で言えば質素に暮らしています。

私もこの家に2年ほど住み、彼らと同じ食事をし、同じ生活を送ったこともありますが、その際の1か月の経費は実際のところ5万円でもおつりがきたくらいです(笑)

10年以上前にこの家を初めて訪れ、数日滞在した際には「ここには住めない!」と思いましたし、日本からの友人を招待した際にも「こんなところに住んでいるのか?」を哀れみの涙を見せられたぐらいですが、慣れてしまえばできないことはないです(笑)

とは言え、5万円以下で生活できる実家を離れ、わざわざコストがかかるセブに引っ越してきたのは、仕事の都合もありますが、やはり長く住むのはきつかったからですね。

田舎町ですので、なにもない。日本食もないし、娯楽も少ない(笑)

ほんとにシンプルな生活をしたいなら、セブとかマニラのような都会ではなく、田舎暮らしもいいかもですね。

セブでも前述したように、限りなくローカル暮らしを徹底すれば5万円でも十分生活は可能ですが、いくらローカルと同じ生活を送ることを前提にするとしても、家賃を落とすとやはり”安全”に対するリスクが高まります。

フィリピンの貧困、格差社会と同様、このフィリピンの治安というのもなかなか一言で説明できない点なのですが、例えば「住む場所、家」は予算を抑え、低予算前提で探すというのは無理があります。

勝手しったるローカルなら大丈夫でも、外国人の私たちが住むには???というケースもでてきますので、ここは慎重に考えなければならない点ですね。

セブの物価と生活イメージ


セブの経済発展ぶりはすさまじく、どんどん新しいモール、マンション、住宅地が作られ、暮らしも便利になってきています。

日本食屋も増えましたし、日本食以外でも美味しいレストラン、買い物も便利になりました。
特に、スーパーマーケットの品ぞろえもよくなってきているので、生活者にはうれしい限りですね。

私がセブを訪問したのはもう15年前ぐらいですが、その当時のイメージからしたら、まるで違う都市?ぐらい変わりましたが、生活が便利になるにつれ、当然物価も上がっています。

まだまだ街や建物、家等の構造の違いから、総体的には難しいですが、お金さえかければ限りなく日本と同じ生活を手に入れるのも不可能ではありません。

ですので、一人暮らしで15万円ぐらいあれば、かなり近い生活レベルまではいけるとは思いますが、ここまでかけられる人はそうはいないでしょうし、ここまでかかるなら何もセブじゃなくてもいいと思うんですよね(笑)

当記事の主題はできるだけ生活コストを抑える!ということなので、実際の私の生活イメージをご紹介していきます。

セブの住居、家賃などの固定経費


まず住むにあたり大前提となる家、電気水道などの光熱関連の経費ですが、私の現在の住まいはマンダウエシティにある集合住宅地、イメージ的には日本の団地みたいな感じの建物が建ち並び、その中のワンルームを賃貸して生活しています。

ロケーション的には、一般的にセブというとマクタン島、セブ島からなりますが、空港やリゾートホテルがあるのがマクタン島です。

このマクタン島から端を渡った先にあるのがマンダウエシティ、セブシティと隣接していますので、日本食屋が多いA.Sフォートゥナ通りやSMシティ、アヤラモールといったショッピングモールにもほど近く、買い物などにも比較的便利な環境です。

まさに日本の団地、あ、今はURって言うんですかね(笑)とおんなじような雰囲気で、違いはフィリピンらしく敷地全体が高い塀で囲われており、敷地内に入るには警備員付きのゲートを通らないと入れないといった感じです。

敷地内、各建物フロアにはCCTVが設置され、警備員が巡回しているぐらいで、セキュリティーは、まあフィリピンですからね、万全とまではいかなくても(笑)かなりしっかりしてはいます。

実際ここにもう1年以上住んでますが、危ない目に合ったことは一度もないですね。

敷地内をプラプラ歩いていても、危険と感じたことはないです。

ただ、ランクで言えば決して高級な部類ではありません。

実際、住んでいるのはローカルが大半、たまにローカルと同居している白人系も見かけますが、日本人はまだみたことない・・・というぐらいローカル住宅地です。

さて、こんな環境で気になる家賃なんですが、ワンルーム、家具、家電付きで1か月12,000ペソ。

一人で住むには十分な広さ、同じ広さの別の部屋は大半が家族で暮らしているような感じで、一人暮らししてるのは私ぐらいかなという感じです(笑)

引っ越してきたときに記事にしましたが、ベッド、ダイニングテーブル、クローゼットなどの家具、エアコン、TV、冷蔵庫など家電付き、食器、炊飯器、お皿や調理器具なども揃ってましたので、実際生活するにあたり、何も自分で買ってません。

ケーブルTV、ネット接続も整ってたので、引っ越しした当日から普通に生活を始めることができました。

文字通りスーツケース一つで引っ越してきて、また次転居する際もスーツケース一つで引っ越せますね(笑)

ということで、家賃は12,000ペソ/月で、このほかに水道光熱費がこんな感じでかかります。円換算は今日のレートで、1ペソ=2.10円で換算しています。

  • 家賃 12,000ペソ(約26,000円)
  • ケーブルTV/ネット接続 1,800ペソ(約3,900円)
  • 電気代 2,200ペソ(約4,800円)
  • 水道代 300ペソ(約650円)
  • 合計 約33,300円

ネット接続はケーブルTVとセットですが、ケーブルTV見放題、ネット接続も決して早いとは言えませんが、YouTubeもほぼ問題なく視聴できますし、Web系作業をしている私の仕事ニーズにもまあ過不足なく対応はしてくれる程度ではあります。

電気については私の使用環境は、エアコンは省エネ的に考慮しながら使いつつも、ほぼ毎日終日使用、起きてる間はテレビはつけっぱなしという状態です。

水道代は、まあ一人暮らしでシャワー、料理等で使うぐらいなのですが、飲料水は別にガロンで注文しウォーターサーバーで使っています。

こっちの経費はガロン=30ペソx2(約130円)なので、水の負担は少ないです。

私の場合、家賃その他必要経費ですでに3万円を超えていますので、さすがに5万円生活はきついですね(笑)

家賃をもっと抑える、水道光熱費などの固定経費を抑えることは可能なのですが、これより劇的に安くかつ同じような安全な環境、住居を探すのはかなり難しいですね。

エアコン使わなければ、今の電気代の半分とは言わないまでも、もう少し抑えることは可能なんですけど、エアコン使わずに家にはいられませんよね、暑くて(笑)

なので、これ以上は下げられないかなという感じです。

ちなみに今の部屋に引っ越す前は、マクタン島の住宅地に家を持つローカル友人の一部屋を5千ペソ(約1万円超)で間借りしてました。

水道光熱費、食費で+5千ペソ払っていたので固定経費は約1万ペソ(約2.2万円)、外食その他で1~2万ペソ程度でしたから、この時はセブでも5万円生活はできてはいましたね。

フィリピン生活耐性や信頼できるローカルネットワークの助けがあれば、月5万円生活も十分射程範囲に入ってきますが、まあ、この信頼できるローカルってのが、また簡単ではないんですよね・・・そのあたりはまた別の記事にしたいと思います。

セブの食費、その他生活経費


さてさて、私のセブ島ライフの現在の生活固定費は約3万円超。

差額は約2万円、ペソ換算で約1万ペソ弱なので、この時点でも、限りなく食費他経費さえ抑えればまあ不可能ではない範囲ではあります。

まず生活経費で一番お金がかかるのがやはり食費ですね。

例えば自炊を前提として考えると、日々消費する食べ物と言えばお米やパン、麺類などの主食と肉や魚、野菜、卵、調味料など。

ここはローカルのスーパーで普通に買えるもで賄えば、かなり食費は抑えられます。

ただ私は料理人でもないし、料理も得意ではありません。
知識もないので、あくまで素人目でローカルスーパーで買える食材という範囲で紹介していきます(笑)

まずお米。

フィリピン米はまずいとよく言われますが、よほどのこだわりさえなければ別に食えない代物ではありません(笑)

肉、魚、野菜についても、日本ほど品ぞろえが良いわけではなく、適量をパックで買うみたいなこともできないのですが、どのスーパーでも量り売りで適量を買うことができます。

肉類は日本のような薄切り肉はめったにお目にかかれず(ってか見たことない)、骨付き、塊で売っているのが大半なのですが、ひき肉や豚肉の細切れとかは普通に買えます。

豚の細切れはフィリピンの家庭料理の代表格といってもいいアドボやシニガンに結構使うので、需要が高いと思われます(笑)

野菜、魚については日本ほどバリエーションはありません。

フィリピン人は野菜は食べない・・・ってのはよく言われることですが、確かに野菜をメインにした料理は多くはないので、それほど期待はできないのですが、まあじゃがいもやキャベツ、ニンジン、玉ねぎみたいな主な野菜はどこでも普通に売ってますので、そこそこの日本食は作れるのではないでしょうか・・・?

パン系はダメです(笑)

フィリピンのパン、食パンなどはスーパーやコンビニでも普通に買えますが、まずいです(笑)

これは長年色々試してみましたが、いまだかつてうまい!と思えるパンに出会ったことはありません。

唯一うまいと思っていつも買うのはセブの中心地にあるアヤラモールのアバカというパン屋さんのクロワッサン。ここのハム&チーズクロワッサンはうまいです。

あと、セブ空港国内線ターミナルにあるイタリアン系レストランの店頭で売っている同じくハム&チーズクロワッサン。

こっちは国内線移動がないと入れない場所にあるので、普段はアバカのクロワッサンを定期買いしてます。

でも日本の美味しい食パン食べたいんですよねぇ・・・

どなたかセブで日本のパン屋さん開いていただけないでしょうか?(本気)

ということで、普段はつたない料理スキルで極力自炊している私の1か月の食費(その他ちょい買いのお菓子やし好品など含む)は大体1万~2万ペソぐらいです。

一人暮らしで、かなり無駄買いしていると思うので、料理ができる方がちゃんと仕入れれば、もっと安く、おいしい料理ができるかもしれません。

その他には外食費ですね。

普段は極力自炊してますが、やはりたまにちゃんとした日本食が食べたいですので、外食します。

この頻度が高いと生活費が爆上がりしますね。

なんせ、1人前1食で普通に1,000~2,000円ぐらいはしちゃいますので、やはり生活費を抑え、かつおいしい食生活を送るには、ローカルスーパーで自炊スキルが必須ですね。

ローカルのカレンデリア(総菜屋さん)を利用するのも食費を安くあげるコツです。

街中、特に住宅街にはいたるところにバーベキュー屋台やカレンドリアがあります。

カレンデリアには、様々なローカル総菜が入ったポットがずらっと並んでいて、好きな総菜を選ぶことができ、食事スペースがある場合はライスと飲み物も注文してその場で食べることもできますし、持ち帰ることもできます。

一品あたり数十ペソで済む総菜が大半なので、数品+ライスを頼んでも100~200円程度で済んでしまうので、食費をかなり抑えることができますね。

自炊って実はけっこうお金かかるので、実際には多くのローカルの食事を支えているのがこのカレンドリアです。

住宅街の人気カレンデリアは、食事時には多くのローカルでにぎわうので、そこに交じって買うのもなかなか大変ではありますが(笑)

セブの娯楽は何があるのか?いくらぐらいかかる?

食費以外でお金がかかるのは娯楽費ですが、ここはどんな生活を送るのか?どんな娯楽を選ぶのか?で全然変わってきます。

【観光】

最初のころはまあ異国の地ということで、観光がてら色々見て回ると思うのですが、はっきり言いますが、セブの観光地としての魅力はたいしたことはありません。

1日市内観光してしまえばそれで充分、おなか一杯になるはずです(笑)

【一般的な娯楽】

娯楽の種類については・・・まあこれもかなり限られていて、普段ローカルが楽しんでいる娯楽は、映画やカラオケ、ショッピングあたりがですかね。

  • 映画料金:200~300ペソ程度
  • カラオケ代:2時間200~300ペソ程度(+飲み物の料金)

【ゴルフ】

日系企業の駐在員の方とかは、毎週末はゴルフコンペ!みたいな猛者もいるようですが、フィリピン暑いですからね・・・ゴルフも結構大変です。特に安くもないですしね。

  • ゴルフ料金:平日4,000~5,000ペソ程度/休日:5,000~7,000ペソ程度

【ビーチ系】

やはりセブといえばビーチ!ではあるのですが、実際住んでしまうと、ましてやビーチエリアのマクタン島はセブ市内から行くには遠いのでほとんど行きません・・・

距離的には決して遠くはないのですが、なんせ渋滞がひどい。

セブ島の出発場所、時間によっては普通に1~2時間かかるので、気軽に行けるとはいいがたいのと、あとはローカル系のビーチって結構しょぼい(笑)

カタログで見るような”エメラルドグリーンのホワイトビーチで優雅にマリンスポーツ満喫”なんてのはリゾートホテルにしかないので、ローカル生活者には無縁です(涙)

マクタン島のリゾートホテルは、デイパッケージという形で、宿泊者以外でも料金を払えば、ホテルのプールやビーチを満喫することはできますが、これが結構高い・・・

  • Shangri-la Resort:3,600ペソ
  • J Park Island:4,000ペソ
  • Movenpick:3,000ペソ

高級リゾート系は3,000~4,000ペソと高いですね。

中級なら1,000ペソ程度で1日遊べるリゾートもあります。

【アイランドホッピング】


セブに観光や留学にきた方なら一度は経験があるかもしれませんが、バンカーボートと呼ばれる両翼のついた小型船でマクタン島近辺の島めぐりをするのがアイランドホッピング。

中型船なら5,000ペソ程度で借り切れますので、友人知人、仲間を募ってシェアすればかなりお得に遊べますね。

島を巡りながら、船上カラオケ、上陸してバーベキューしたり、シュノーケリングを楽しんだり、リクエストすればジェットスキーやパラセーリング、バナナボートなどのアクティビティも楽しめます。

観光客向けっぽいアクティビティではありますが、しょぼいローカルビーチや高額払ってリゾートホテルのデイパッケージを利用するよりはるかにコストパフォーマンスが高いので、私もたまにローカル友人たちを募って楽しんでます。

とはいえ、観光客ではないので経費はなるべく抑えたい(笑)

ですので、料金は直接港に行って船長と交渉します。

食べ物も港に行く途中のカレンドリアでローカルフードや飲み物を買い込んで持ち込んでしまえば、かなり安く一日遊べるのでおすすめです。

【プール】

ローカルのプールはセブ市内にいくつかありますが、おすすめはセブ市内にあるこの2つ。

スカイウォーターパークはA.Sフォートゥナ通りにある日系ホテル東横インの屋上にあります。

ウェスターンラグーンの方は350ペソとお手軽で設備も結構整ってます。コテージもあるので、借り切ってパーティなどもできるので、使い勝手はかなり良いと思います。

  • Cebu Western Lagoon:350ペソ
  • SKYWATERPARK:1000ペソ

【夜遊び系】

夜遊び系は、クラブ(ディスコ)やミュージックバー(生演奏バンド付き)、KTVと言われるフィリピンパブ系の夜のお店の類が主ではないでしょうかね。

夜のお店系は、日系とローカル系があります。

日系は日本にあるフィリピンパブとほぼ一緒、ローカル系はもう少し過激です(笑)

他にもビキニバーなどもあります。

ということで、セブの娯楽を網羅できているわけではないのですが、大体ローカル、在住日本人が楽しんでいる娯楽というのはこんな感じではないかと思います。

ちなみに普通に友達同士などで楽しむカラオケはFamily KTV(ファミリーKTV)と呼ばれています。

ただのKTVだと、女の子がつく夜のお店系になりますので、ご注意を・・・

【番外編:パーティ】

ローカル系の娯楽の決定版といえばパーティですね。

レストランやビーチハウスのパーティスペースを借り切った盛大なパーティから自宅でたくさん料理を作ってふるまうようなパーティまで、常にどこかしらで開かれています。

キッズパーティなどのデコデコ飾り付けやマジャシャンやバンドを呼んだり、ダンスパフォーマンスなどの余興など、かなり趣向の凝ったパーティも多いですね。

とにかくフィリピン人はパーティが大好きで、特に誕生日パーティはローカル暮らしが長いと家族・親族、友人・知人と毎月誰かしらの誕生日があるので、1年中誰かしらのパーティに呼ばれるてしまいます・・・とは言え、私はよほどのことがない限り呼ばれても参加はしませんが。

まあ移住当初はある程度つきあってはいたのですが、どのパーティに参加しても出てくる飯は似たり寄ったりで、あとはフィリピン人同士のだべりが延々と続く・・・という、私にとっては面白くもなんともないんですよ(笑)

最近は日本人も仲間同士集まって週末パーティなどを楽しんでいる人たちも多いようですね。

【まとめ】セブで生活コストを抑えて快適な生活を手に入れる

家賃や水道光熱、インターネットなどの生活経費、食費、娯楽・余暇費を最低限の生活費と考えると大体こんな感じになると思います。

  • 生活経費:15,000ペソ程度(約30,000円)程度
  • 食費(自炊・たまに外食あり):15,000ペソ程度(約30,000円)程度
  • 娯楽費:???

あくまで私のこれまでの経験、安全や利便性を考慮した予算感ですので、もちろん個人差はありますし、これ以下に抑えることも不可能ではありません。

友人とシェアするなどすれば生活経費はもっと抑えられますし、格安のシェアハウスを活用するなんてのもいいかもしれませんね。

あとはまあどんな娯楽を普段楽しむかで予算が全然変わってくるので、ここは予算感として立てにくい部分でもありますが、逆にここを限りなく抑えることができてしまえば、セブで月5万円生活も決して夢ではないという感じです。

住む家、生活環境、食事、娯楽のバランスをうまく整えられれば、5万円とはいかないまでも10万円以下には抑えることは十分可能ですね。

このあたりが現実的なセブの生活費ではないかと思います。

但し・・・

ここでご紹介した生活感や費用はあくまで独り身生活が前提です。

私の場合、フィリピン人と結婚し、子供もフィリピンにいますが、子供の生活費、学費などはここで紹介した費用とは別にかかっています。

あとこれ以外に忘れてはいけないのが交通費と医療費ですね。

フィリピンの公共交通は安いので、普段使いでタクシーを利用したとしても初乗り40ペソなので、20~30分のちょい乗りならかかっても100~200ペソと、500円いかないぐらいで移動できますし、ジプニーを使えば16ペソ(30円程度)なので、まあ日本の交通費から考えたらほとんど負担はないかと思いますが、通勤などで日々往復使う場合は結構かさむ可能性はありますかね。

医療費については、高度医療を利用する場合はかなり高くなります。
入院、検査などを行う場合は、受診する病院のレベルにより、かなり高額を請求されます。

歯科治療についても、受診する歯医者さんによってレベル、料金がかなり変わってきますので、医療費の予算感は立てづらいのが実際ですので、やはり健康第一ですね。

セブに限らずフィリピン全土に言えることなんですが、フィリピンならでは・・・日本人にはなかなか受け入れ難い生活上の難点と対策にも考慮が必要です。

安全などのリクスヘッジと健康第一!
セブの生活をより快適により安くする工夫はまずはそこから考えましょう!

東南アジア移住という選択肢

フィリピン以外の東南アジア諸国に住んだことはありませんので、他国のことは実際のところはよくわかりませんが、それほどフィリピンとの大差はないと思われます。

いずれにせよ、物価が安い、生活費が低く抑えられるというのがまず一番のメリットですね。

この記事のテーマ「生活費を抑える」というのは、ネガティブに聞こえますし、何もそこまでして東南アジアに移住する意味があるの?ということもあるかもしれませんが、ポイントは、最低限生きていくために必要な経費をこれだけ抑えることができるということがわかれば、とても気分が楽になるという点です。

つい先日も経団連による「終身雇用の廃止」みたいな記事もありましたが、これまでの日本型雇用もすでに崩壊してしまっており、すなわち、これまでの日本の一般的なライフイメージ、就職して家族を持ち、家、車を買い、定年まで安泰・・・みたいな図式はもはや成り立たなくなったのも同然ですね。

ここ数年の東南アジア移住は、一種のブームのようになってはいますが、そんな日本の現状・・・就職難や物価高、少子高齢化社会などなど、あまり明るい材料がなく、閉塞感ばかりが募る日本の生活、逆にどんどん発展していく東南アジア諸国で人生を変えたい!という方が多いのではないかと思います。

もちろん他国への移住は、生活費の圧縮以前にビザや言葉、生活の源泉となる収入、就職をどうするか?という問題もまずクリアしなければなりませんが、これらの問題には解決策が必ずあります。

私を含め、すでにセブ、マニラなどフィリピンの各都市、タイやベトナム、マレーシア、インドネシアなど、すでに移住を成功させている日本人がたくさんいるのですから・・・

もちろん、それらの問題をクリアし、仮に移住を成功させたとしても、やはり生活上の問題はいろいろ降りかかってきますし、決して安泰に生活できる保証もないのは事実ですが、一旦「コストの安い東南アジアに逃げる」・・・生活コストを極限まで抑えて、例えば英語やITなどスキルを磨いて次につなげる・・・みたいな考え方でも全然いいと思うんですね。

とにかく最低限生活していくためのコストが極限まで下げられることがわかり、実際に実行できれば次につなげるチャンスはいくらでも見つけることができます。

実際のところ、私もセブに移住し、日本で生活していた頃の生活費の半分程度まで抑えられています。もっと頑張れば1/3まで下げることも可能ですではあるのですが(笑)

何度でもいいますが、必要最低限の生活費がこれだけで済むんだ!ということがわかれば、ほんと気分が楽になりますし、貯金もできるようになります。

それだけで気持ちに余裕ができて、新たなことに挑戦しよう!という意欲、時間的、金銭的余裕も生まれます。

東南アジア移住の可能性、メリットはそんなところにありますので、いざという時のリスクヘッジの選択枝として考慮しておくこともいいと思います。