海外移住を実現させるには?

2014.03.21-- 最終更新日:2018/04/29

今の生活、そして将来に渡って自分も子供も安泰!・・・ということなら海外移住など考える必要は全くありませんが(笑い)今の日本の状況、そして日本の将来に不安、不満を抱えながら生活している人にとっては「海外移住」は一つの切り札になる得ると思います。

 

海外移住という選択肢はありか?それともなしか?

自分が移住したからかどうかわかりませんが、海外に移住するという選択肢は、かつてないほど身近になってきているようです。

昨今のグローバル化の流れや少子高齢化社会、日本国内の閉塞感、就職問題、子供の教育問題、地震、放射能汚染などの災害不安など、ネガティブ、ポジティブ要因はあるものの、今の日本の様々な問題に起因した海外移住という選択肢は今後ますます一般的になっていくのではと感じます。

またそれに呼応するように、教育移住や海外就職といった新たな価値観、選択肢も広まりつつあります。日本国内の介護環境、介護需要を考えれば、今後、介護移住という需要も高まるかもしれません。

そうは言っても、海外に移住するともなれば、そう簡単にできるものではありません。

仕事・収入、言葉、子供の教育、生活面、日本に残していく両親・・・海外移住という選択をする前に考えておかなければならないことは山ほどありますよね。

このような諸問題がクリアできて初めて「海外移住」という選択肢がいよいよ現実的になってくるわけですが、ポジティブに考えれば、これらは移住する上での問題ではなく、「海外移住」を選択する動機、目的、メリットにもなり得ます。

・国際的な経験を積むために海外で仕事する。
・英語、国際感覚を養うために海外で教育を受ける。
・物価の安い国で生活コストの圧縮、生活防衛を図る。
・より安価で、より良い介護サービスを受ける。

このように「海外移住」を考える上で、移住に立ちはだかる問題点を明確な動機や目的に転嫁することができれば、「海外移住」という選択肢はますます現実味を帯びてくると思います。

これができれば、移住国・都市、ビザなどの移住要件、現地での生活基盤などなど、いよいよ移住先の情報を仕入れ、具体的に計画を進めていくことができますね。

移住国・都市を決めるに当たっては、ある程度めぼしがついていることも多いもの・・・過去に旅行などで訪問し、すっかりその国、都市、町が気に入ってしまったということもあるでしょう。

ただ、旅行で数日滞在しただけの印象と実際に住むのでは全く事情が異なります。その国の滞在要件として移住が叶わないことも考えられます。ですので、移住国・都市を決めるにあたっては、まずビザなどの要件をチェックする必要があります。

移住国・都市が決まったらいよいよ仕上げに入ります(笑)・・・現地生活基盤の構築です。

・生活環境を整える

「家を探す」、「家を買う・借りる」、「水道光熱を手配する」、「生活用品を揃える」

・教育環境を整える

「学校を探す」、「入学手続きをする」、「学習用品を揃える」、「学校に通う(通わせる)」

・収入環境を整える

「仕事を探す」、「応募する→面接→採用」、「職場に通う」

生活基盤の構築は、海外移住と言えど「日本国内で他所の土地に引越しする」ケースと基本プロセスは一緒です。

ただ、日本でさえ知らない土地でこのようプロセスを踏むのは結構大変・・・それが海外ともなるとその比ではないということは容易に想像できますよね。

英語や現地の言葉ができなければ自分でやるのは不可能。言葉ができたとしても、現地の事情に相当通じていなければ、全てを自分でやりきるのはほぼ不可能といっても過言ではありません。

なので、現地生活を始めるに当たっては、現地コンサルや在住者のサポートは絶対に欠かせません。

一番大事なことは「実際に住めるのか?その土地でやっていけるのか?」ということ

住み始めた町が住みずらいとか不便とかいうレベルであれば引越しすれば済むことですが、文化、習慣、食事、雰囲気など根本的なポイントで受け入れられなければ、その国で暮らしていくことすらできなくなります。

ただ、こればっかりは文字通り自分が実際に住んでみないとわかりません(笑)

インターネット上には、実際に住んでいる人の生活レポートなど、参考になる情報はたくさんありますが、これらはあくまで他人の感想でしかありませんので、移住したいと思う国・都市のめぼしがついたら即座に移住計画を推し進めるのではなく、まず数か月単位で試しに住んでみるということを強くお勧めします。

その国の文化、習慣、事情などに熟知しているのであれば現地でいくらでも対応できますが、そうじゃない場合は必ず「こんなはずじゃなかった!」みたいな問題点に押しつぶされてしまう事も多々ありますから・・・

最近は東南アジアへの移住がかなり増えてきているようです。

東南アジアの移住先で人気なのはシンガポール、タイ、マレーシアなど。ベトナム、そしてここフィリピンもじわじわ人気が高まってきているようですね。

私もそうでしたが、移住を実現した人は年齢・独身・家庭持ちなどの状況により、多少の違いはあれど、だいたいこのような問題をクリアし、プロセスを踏んできているはずです。

決して簡単なことではないし、安易に決められることでもないことは確かですが、「様々な諸問題で首が回らない!」、「日本での生活、将来に不安・・・」と考えている人にとっては、問題解決の切り札に十分なり得ると思いますが、いかがですか?

仮にこれらの問題がクリアできるとしても、本格的に移住してしまうのか?それとも一時的な滞在なのか?ということも考えなければなりません。

日本に生活の拠点を残しつつ海外に移住するとなると、倍とは言わないまでも生活コストは膨らみます。かと言って日本の生活を全て清算してしまった場合、海外に暮らしてみて、いざダメだった時に戻る場所がない・・・というリスクを背負う事にもなります。

子供の教育という面でも、日本から海外への移管は比較的スムーズにいくと思います。
(言葉の問題、教育水準、習慣の違いなどを吸収できるようになるまでは、親子とも相当苦労することにはなりますが・・・)

問題は海外から日本へ帰る事になった場合。

子供が小学生ぐらいまでなら、再び日本の教育に合わせていくことは可能だと思いますが、中学・高校レベルになると、まさに受験戦争の真っ只中。

せっかくの海外での教育が子供にとっては無用のハンデにもなりかねません。

自分は、家族は移住先の生活が十分気に入ったとしても、仕事や両親の介護など、不可抗力で帰国せざるを得ないことも考えられますので、長期的な展望を持って移住を考える必要があります。