日本人とフィリピン人の結婚

2012年末現在、日本に在留しているフィリピン人は約21万人(在留外国人としては中国、韓国に次ぎ第3位)。そのうち日本人配偶者として在留しているフィリピン人は約3.3万人。永住者は10万人で、この中にも日本人配偶者が多く含まれていること、また日本ではなくフィリピンで暮らしている数を加えると相当な数の日本人とフィリピン人が結婚(内縁関係含む)していることになります。

日本人・フィリピン人夫婦の大半は日本に居住するケースが多いですが、家族でフィリピンに移住するケースもあります。特にフィリピン人と結婚した日本人はリタイヤ後にフィリピンに移住したいと考えている人が多いようです。

 

婚姻手続き

日本人がフィリピン人と結婚する際には、日本、フィリピン双方に婚姻届けを提出しなければなりません。(日本、フィリピン双方で手続きをしておかないと子供ができた時に国籍問題等で苦労します。)
日本人同士の婚姻と異なり、どちらの役所に婚姻届けを提出する際にも多くの付帯書類の提出が必要となり、手続きも非常に煩雑です。
順序としては、フィリピンで挙式、婚姻届けを提出し、その後日本側(在比日本大使館や市町村町役場)に婚姻届けを提出するケースが一般的です。

 

フィリピン人妻(夫)と日本に住む

在留資格認定証明書の申請

婚姻手続きが完了し、法的に夫婦という関係になってもフィリピン人妻(夫)はそのまま日本に来ることはできません。フィリピン人妻(夫)が来日するためには、日本側で「在留資格認定証明書」を取得しなければなりません。
「在留資格認定証明書」は日本の各地方入国管理局にて申請及び受領を行います。申請から交付までは数か月を要します。但しこの「在留資格認定証明書」は在留ビザでありません。

在留ビザの申請

「在留資格認定証明書」を取得し、合わせて必要書類を添付した上で改めて在比日本大使館・領事館にて在留ビザの申請を行い、在留ビザの発行をもってフィリピン人妻(夫)の来日が初めて可能となります。「在留資格認定証明書」の交付を受けても必ずビザが下りる保証はありません。

この手続きを経てフィリピン人妻(夫)に発給されるビザは「日本人の配偶者」としての長期滞在ビザです。滞在許可期間は当初1年又は3年。以降、ビザの有効期限が切れる前に、入国管理局にて延長申請を行います。

長期滞在ビザを数回延長し、日本での滞在実績を積むと日本での永住ビザを申請することができます。

住民登録

在留ビザが交付され、来日できたフィリピン人妻(夫)は居住地を定めてから14日以内に市町村町役場に住居地の届け出を行わなければなりません。
*以前は入国後90日以内に居住する住所を管轄する市区町村町役場にて外国人登録を行う必要がありましたが、2012年7月に外国人登録制度が撤廃され、日本人と同様に住民基本台帳で管理されるようになりました。

 

フィリピン人妻(夫)とフィリピンに住む

永住ビザの申請

フィリピン人と婚姻手続きが認められた日本人がフィリピンに居住するには永住ビザを申請することができます。フィリピン人妻(夫)と同時にフィリピンに入国すれば自動的に仮永住ビザ(13A)を取得できます。2年目以降は永住ビザ(13B)を申請し交付を受けます。

滞在ビザの延長

フィリピンに入国する日本人は、入国時に自動的に30日の滞在ビザがおります。30日の期限が切れる前に滞在ビザを延長することで、最大2年までフィリピンに滞在することができます。フィリピンを一度出国すれば延長期間がリセットされますので、この制度を利用して長期滞在することも可能です。

子供の国籍

日本人とフィリピン人の間で生まれた子供は、両国にて出生届を提出することで2重国籍を取得することができます。2重国籍は日本側では子供が成人する前までにどちらかを選べばよいことになっています。

日本の法律では22歳に達するまでにどちらかの国を選択しなければなりません。選択しない場合は日本国籍を失う可能性もあります。