教育移住、海外で子供を育てるメリットは?

近頃巷でよく聞こえる教育移住。同じような言葉に親子留学がありますが、海外で子供に教育を受けさせるという風潮が一般化しつつありますね。なぜ今教育移住なのか?に迫ります。

 

教育移住ってそもそも何なの?

ロングステイという概念の登場により、老後を海外で過ごすというライフスタイルがすこしづつ定着してきました。

先行事例が少しづつできてきたことにより、海外に移住するという敷居も低くなってきて、その裾野が広がって来たことが要因かもしれませんね。

教育移住というからには、やはり子供の教育を主目的とする移住を指します。

高校生ぐらいになれば、海外留学という選択肢もありますが、小学生など幼い子供を一人海外に送り出すわけにもいきませんから、親がかりで・・・ということになるわけですね。

親子留学というものもありますが、やはり子供の教育問題としてとらえると、短中期的なものではなく、継続的、長期的な視野で考える必要も出てきます。

グローバル社会の到来によ顕在化してきた日本企業の英語公用化や海外進出の加速、それに伴う就職時の英語力の必要性といった事情は、子供の教育問題に大きな疑問点を投げかけました。

日本の英語教育のダメさは誰しも認めるところ・・・

日本もやっと英語教育制度の見直しに入り、小学生からの英語学習も始まってはいますが、やはりこの程度では十分ではありませんし、本格的に始まる中学生以降の英語教育についても、以前と変わらず・・・という状態では、日本人の英語力が到底上がるとは思えません。

日本の子供たちは相変わらず、受験戦争の波に飲み込まれ、やっと大学を卒業しても英語力を問われて就職すらできず・・・という不幸に見舞われるケースも今後ますます出てくることでしょう。

また、最近よく取りざたされる日本社会の閉塞感や日本の教育が抱える問題点(教師・学校の不祥事やいじめ問題など)と子供の就職問題と絡めて、より一層海外に目を向けざるを得ないという現実も、教育移住を後押ししているように感じます。

かくいう私もフィリピンに移住してきた理由のひとつがまさにこのような日本の現実にあります。

もちろん私の場合は、教育移住という前提でフィリピンを選んだわけではありませんが、結果として日本よりレベルの高い英語教育を、はるかに手軽に、はるかに安価に娘に受けさせることができていますので、教育移住の効果は計り知れないと感じている者のひとりでもあります。

日本では昨年あたりからちらほら聞こえてくるようになった教育移住ですが、ここフィリピンでは、ずっと以前より韓国人の教育移住が盛んです。

韓国のグローバル化とそれに伴う就職難は日本の比ではないと言われて久しいですが、そんな環境下でフィリピン留学を整備してきた韓国の人たちが、子供の将来のために、家族そろってフィリピンに移住してくるということは、決して不思議なことではありません。

 

海外で子供を育てるメリットとは?

日本で教育移住の目的地として人気が高いのは、ロングステイのNo.1候補国でもあるマレーシアやシンガポール。

治安が安定していること、物価が比較的安く生活費が抑えられること(シンガポールはそうでもないと思いますが・・・(笑)、教育水準が高く、高度な教育を施す有名校があることなどが要因ですね。

マレーシアには世界有数のアメリカンスクールとして名高いラッフルズ・アメリカンスクールやイギリスの名門校マルボロカレッジなど、著名なインターナショナルスクールが数多くあることが人気の秘密のようです。

学校教育だけではなく、早くから海外に暮らすことで自然と国際感覚も身に付きますし、なによりもアジアの人々はおおらかで、子供にやさしい。

物価も安いので、ナニー(ベビーシッター兼家庭教師)などを雇うことで、お父さん、お母さんの子育ても格段と楽になります。

育児疲れといったことも無縁となりますし、生活にも余裕が出てきますので、子供にも優しく接することもできるようになります。

私の場合はフィリピンで、著名なインターナショナルスクールにも通わせてはいませんが、日本から比べたら格安の学費に抑えられているにも関わらず、地域でNo.1のチャイニーズスクールに娘を通わせることができています。

チャイニーズスクールと言っても授業は英語、中国語も勉強していますので、英語+中国語+フィリピン語の3か国語を一気に習得できるメリットもあります。

日本にいたときは、社会の目や様々な制約、そして日本の常識に縛られて、あれはダメ、これはダメということも多かったですが、フィリピンに来てからは滅多に子供を叱るということもなくなりました。

何よりもフィリピン人は子供に寛容なので、本当にのびのびと育てることができるのが、とてもうれしいと感じています。

もちろん海外に移住するともなれば、言うほどやさしいことでもありませんし、嫌なこと、不便だと思うこともたくさんあります。

ましてや子供を連れてくるともなれば、当然、安全にも細心の注意を払わなければなりません。

いいことづくめ!なんてことを言うつもりもありませんし、誰にでも可能な訳でも、有効であるとも思いません。

海外に暮らすとよくわかりますが、日本ほど便利で、食事もおいしく、快適な暮らしができる国はないと思います。

日本の今の環境で十分幸せ、子供の将来も安泰・・・ということであれば、海外移住などを考える必要は全くないですよね。

でも、もしそうでなければ、少しでも子供の将来に不安があるということであれば、海外に暮らすという選択肢を検討してみてもいいのではないでしょうか?

選択することで、解決できることもあるということ、確実に今とは違う世界が広がってくるということは間違いありません。