フィリピンの衛生事情

2014.10.14-- 最終更新日:2018/04/29

フィリピンは一般的に衛生状態が悪く、気候の影響もあることから日本ではあまり見られない感染症などに注意が必要です。また、医療システムが日本とは根本的に異なりますので、衛生、医療情報等を収集し、準備をしておくことも非常に重要です。

 

フィリピンの主な感染症

* 新型インフルエンザはフィリピンでもすでに発症事例が報告されています。厚生労働省および外務省、現地大使館等から出される情報に注意した上で、できるだけ対策を講じてください。
* 熱帯モンスーン気候の影響により、一年中高温多湿の気候と衛生状態の悪さから、赤痢や食中毒、コレラ、A型・E型肝炎、腸チフスなどの消化器系感染症が発生する可能性があります。長期滞在者には、ウイルス性・細菌性胃腸炎などを繰り返す人もいるようです。
* 蚊などの虫が媒介する病気にはマラリアやテング熱などに加え、日本脳炎、フィラリア症などが見られます。
* マニラ首都圏などにおいては、排ガス汚染による喘息や肺炎などの呼吸器系疾患が問題になっています。また、レストランなど公共施設における冷房の影響などで風邪や咽頭炎、気管支炎などの感染症を患うケースも見られます。

 

感染症予防

日常的な感染症の予防・対策に加え、環境や習慣、言葉の違いからくるストレスや体力の消耗に十分注意しましょう。特に気候の違いによる体力へのダメージは予想以上に大きいので、十分な休息とまめな水分補給を心がけましょう。

水・食べ物

飲用水はミネラルウォーターを常用します。レストラン等で出されるジュースに入っている氷もできるだけ避けるのが無難。露店のアイスクリームやカットフルーツも衛生上問題がある場合があります。生野菜、刺身・生の貝などは非常に危険ですので要注意です。

マニラ首都圏やセブにおける最近の発症例はないようですが、地方やリゾート地などに行く際には特に注意して下さい。市販の防虫剤等でできるだけ蚊を防ぐとともに、必要に応じて予防薬を服用することも可能です。38℃以上の熱が出たら、すみやかに医療機関で相談しましょう。

野犬
野犬による狂犬病が発生しています。予防接種は極めて不十分な状態ですので、飼い犬であってもむやみに手を出さないようにしましょう。

夜遊び

フィリピンにはかなりの数のエイズ感染者が存在すると言われています。薬物使用者なども多いので、夜遊びには十分に注意しましょう。

予防接種

基本的に日本からの予防接種は任意となります。小児については、定期予防接種(BCG、ポリオ、DPT三種混合、麻疹など)をできるだけ済ませてから渡航することが勧められています。また、成人・小児ともA・B型肝炎、日本脳炎、狂犬病ワクチンの他に破傷風トキソイドの追加摂取も推奨されています。

 

主な衛生情報サイト

FORTH:厚生労働省検疫所 海外旅行者のための感染症情報
MOFA:外務省 海外安全ホームページ
在フィリピン日本大使館