フィリピンの物価と生活レベル

フィリピンの物価は日本の約1/3。フィリピン留学とかフィリピン関連の情報には必ずこんな風に書かれていますが、実際の生活はどうなんでしょう?

 

フィリピンではほんとに1/3で生活できるのか?

フィリピンにもやっと注目が集まるようになり、留学、起業、就職など、フィリピンに長期滞在するということも一般的になりつつあるようです。

滞在ビザの延長で1~2年ぐらいまでは滞在できるので、長期滞在の敷居が低いのも魅力ですよね。

加えて何よりも物価が安い!というのがフィリピンに長期滞在する一番の魅力・・・フィリピン留学が盛況なのもここの要因が大きいと思います。

が・・・フィリピンの生活はほんとに安く上がるのか?

となると実は必ずしもそうではないという現実があります。

例えばフィリピンの物価を測る際、卵が1パックいくらとか、コーラ2リットルがいくらとか、マクドナルドのハンバーガーがいくらみたいな単品単位でのコストで、日本よりこんなに安い!みたいなことが言われていますが、それらの価格と生活コストは決して比例しません。

衣食はフィリピンは安いですが、そこには質も関わります。
日本のような品質で、かつバリエーションがある訳ではないので、結局のところ日本人感覚の安さにはならないということになります。

マックは世界共通で味も同じ、かつ日本より多少やすいのは事実ですが、毎日食べるわけでもありませんからね。

なので単品単位での価格の安さ=生活コストの安さにはならないということになります。

また、フィリピンは日本ほどインフラもきちっと整備されていないし、生活レベルもピンキリです。

畳10畳ぐらいのトタンや廃材でできた小屋に大家族が住んでいるかと思えば、まさにハリウッド映画で見るような大豪邸に暮らしている大金持ちまで、その暮らしぶりの落差は、日本ではなかなかお目にかかることができません。

当然、住む場所、暮らし方によってかかる生活コストに雲泥の差が出るということになります。

日本でも同じですが、首都圏に住むのと地方都市に住むのでは、賃貸料なども含め生活コストがかなり違うと思いますが、フィリピンでも同じこと。

マニラやセブなどの大都市に住むのと地方都市に住むのでは、生活コスト自体に相当な差が出るし、同じマニラやセブ内での生活であったとしても、住むエリア、選択する生活様式によってコストに差がでてきます。

結論からいうと日本式の暮らしは日本の方が安い

例えば日本なら、インフラはしっかり整備されているし、住環境、買い物環境、そして教育環境も標準化されているので、大金持ちじゃなくても、質の高い暮らしを手に入れることができますが、フィリピンはまずインフラが弱い、労働賃金も安いので、日本のような標準化された社会には程遠いのが現状。

なのでマニラ、セブであったとしても、日本のように徒歩何分圏に駅があって、どこへでも気軽に行ける環境、年中無休でコンビニ、スーパーが利用できる便利な環境、そして生活全般を通じて快適に過ごせる清潔な環境はどう転んでも手に入りません。

もちろんお金があれば、そこに近づけることは可能。

お金があれば・・・ですから、結局のところ同じ生活費であったとしても、やはり日本の同程度の快適な暮らしは実現不可能ということになってしまいます。

むしろ同じ生活水準を作り上げるとしたら、フィリピンの方がコストは高くなってしまうでしょう。

例えば日本で、単身なら15万ぐらいの収入があれば、それなりに清潔かつ快適、安全な暮らしができると思います。

フィリピンで日本と同じような暮らしを要求するのであれば、高級マンションやお金持ち専用のビレッジと呼ばれる高級住宅街の戸建などがターゲットになりますが、15万の収入ではとてもこんな高級物件にはには住めません。

加えて居住エリアは快適でも、一歩外に出ればフィリピンの普通の暮らしが待っているのですから、日本とは比べようがありません・・・

 

フィリピンで生活コストを抑えて生活するには?

とはいえ、フィリピンが物価が安いというのは事実であり、生活費を抑えるという目的であれば、限りなく抑えることも十分できます。

但しそこには、日本式生活様式ではなく、フィリピンローカル様式の生活という大前提が入りますが・・・

例えば15万円あれば、高級住宅街は厳しくてもそれなりの住宅は十分手配できます。

賃貸料の2~3万ペソ(約5~7万)も出せば、比較的安全なマンション、住宅が借りられるので、残りを水道光熱費と食費、娯楽費に充てることができますね。

もちろん安物件も探せますが、治安、安全面を考慮したら、最低でも1.5万ペソ以上の物件がいいいでしょう。

ローカルのフィリピン料理生活ができれば、食費はかなり抑えられます。日本のように娯楽も多様ではないので、それほど娯楽費もかからないと思います。

但し、電気とインターネットはかなり高い。ヘタすれば日本と変わらないので、ワンルームに単身で住むとしても、毎日エアコンガンガン、インターネットもそれなりのスピード・・・みたいな要求があるとそれだけで1,2万ペソはかるく飛びます。

家族だと子供の教育費も含めたら15万だとちょっと厳しいかなと思いますが、単身で毎日日本食!みたいな贅沢さえしなければ(笑)、十分な生活が送れるはずです。

むしろ月15万円という生活費はローカルの生活レベルで考えれば、かなりの額ではあるので、うまく適応できれば逆に十分にお金を残せます。

ただマニラとかセブはやはりフィリピンの中でも物価が高いですからね・・・かなり節制しないと、お金を残すまではいかないかも。

結論としては、あくまでローカルに近い生活で、日本の暮らしぶりから考えたら、かなりのグレードダウンは避けられませんが、フィリピンで、限りなく生活費を抑えることは十分可能です。

ただ日本式の生活様式は手に入りません(笑)

いくら日本が物価が高いとはいえ、社会インフラから含め、あそこまでの便利で快適で清潔な暮らしを手に入れるには、やはり日本が世界で一番安いかもしれません。