フィリピン田舎町のフィエスタ

2016.08.12-- 最終更新日:2020/02/03

約1か月に及ぶフィエスタがいよいよファイナルを迎えました。当日は町中が繰り出すパレードから始まり、フィナーレは特設会場で行われたコンサート&打ち上げ花火。ビューティーコンテストもあったみたいだけど見逃しました(涙)

 

フィエスタの目玉はナイトカフェ

フィエスタ期間中、街の広場にはナイトカフェと呼ばれる野外カフェが設置され、ビール片手にバーベキューをほおばり、おしゃべり三昧。フィリピンの典型的な娯楽(笑)を思い思いのスタイルで楽しんでいます。

ナイトカフェという名称通り、オープンするのは毎日夕方から深夜まで。特設ステージではバンド演奏、様々な出店も出ていて、毎晩盛り上がっています。

ナイトカフェの協賛はあのサンミゲル。サンミゲルはフィリピンNo.1のビール・飲料メーカーで、日本のアサヒビールと資本提携している巨大企業。

広場の確保(所有者は市長だそうです。)から巨大テント、ステージの設置、バンドの手配まですべてサンミゲル提供だそう。

1週間には即席遊園地まで出現。メリーゴーランドや観覧車、ジェットコースターまで設置されてました。相当ショボイので乗れませんけど・・・(笑)

うちの家族はというと、義兄夫婦がこのナイトカフェで出店をしていて、フィエスタを楽しむというよりビジネスで忙しいみたい(笑)期間中、義兄夫婦は朝から夕方の開店時間まで、ひたすらシューマイやバーベキューなどの仕込みをしています。実際出店に立って売り子をするのはメイドたちの仕事ですが(笑)

なかなか見応えのあるパレード

ファイナル当日は、朝から町中が参加するパレードでフィエスタファイナルの口火が切られます。

小学校から大学、職業訓練校や専門学校に至るまで、町中の学校+企業まで参加してるので、沿道にも人また人の波。

家の娘もこのパレードでバトンをもって行進するので、この1か月ぐらいは毎日、毎日夕方遅くまで練習していました。

この町は小さな田舎町なのですが、実はこの地域の中ではハブとなっているようで、街の規模の割には学校がたくさんあるんですね。大学だけでも5つぐらいあるようです。

パレードには主要な学校がみんな参加しているので、なかなか見応えがあります。

学校旗を先頭に、バトントワラー(っていうのかな)の女の子グループ、そして楽隊、一般生徒、教師や父兄と続いていきます。小学校から高校ぐらいまでは、そんなに違いはないんですけど、大学になってくると色んな特長がでてきて見ていて結構面白かったですよ。

看護学部のパレードはみんなナースのユニフォーム来て行進してるし、フィリピンの伝統民族衣装でパレードしている学生たち(なんの学部かわからないけど)、陸軍学校の生徒たちは凛々しい軍服で、はたまたフライトアテンダントみたいなユニフォームで行進している女子学生まで、実にバラエティに富んでいます。

トラックの荷台の上で、笑顔で機械製造や料理してる、おそらく職業訓練校の生徒たち、愛犬同好会みたいな人たちの犬連れ行進まで、なんでもありって感じがフィリピンらしくていいですね(笑)

パレード終点のナイトカフェには突如本格的なコンサートステージが出現しています。これまでもバンドのステージはあったんですが、まるで規模が違う本格的なステージが設置されていました。

フィナーレは本格的コンサート

夜になるとナイトカフェは本格的な野外コンサート会場に様変わり。取り囲む出店も数も増えてるし、みんなパワーアップしています(笑)

というより人ひとまたひと・・・とにかくやたら人が多くて、会場の中に入れない。なんとか人並みをかき分けて、やっとの思いで撮った写真がこれ。

なんかマニラから有名なアーチストも来てるとのことだったので、本当は見たかったんだけど、子供もいるし、あまりの人の多さに早々に退散(涙)

打ち上げ花火も上がり、1か月にわたるフィエスタもいよいよフィナーレ!という頃にはすでに家路についていました。

あとで聞いたら、出店を切り盛りしていた義姉は、VIPルームで悠々コンサートを楽しんでいたそうです。

ここまですごいフィエスタだとは誰も教えてくれなかったので、そんなに期待してなかったんだけど、思ったよりすごいな!と気が付いた時にはすでにフィナーレ。しかも最大の見せ場は見逃す始末・・・次は多分クリスマスかな・・・